ブリッジエンジニアとは

ブリッジエンジニアとは、日本企業側と中国やベトナムなどの海外オフショア開発先企業との間の橋渡し役となるシステムエンジニアのことです。

日本のITエンジニア不足や人件費の高騰を背景に、近年は海外でのシステム開発（オフショア開発）が増加しており、それに伴って、ブリッジエンジニアの需要も増加しています。

オフショア開発について知りたい場合は、「オフショア開発とは？日本で人気の理由や現状と今後について解説」をあわせてお読みください。

ブリッジエンジニアの仕事内容

ブリッジエンジニアの仕事は、日本企業側と海外オフショア開発先企業との橋渡しとなることがメインです。海外オフショア開発先との交渉や調整を英語や現地語（例：中国であれば中国語）で行います。

また、ブリッジエンジニアは、システム開発の上流工程である要件定義や設計なども行うため、プロジェクトマネージャーとしての経験が歓迎されます。ただし、IT企業での勤務経験が必ずしも問われるというわけではありません。

海外でシステム開発を行うオフショア開発では、納期が守られないこともよくあります。そのため、進捗管理もブリッジエンジニアの重要な仕事で、ときには現地に足を運んで管理することもあります。現地では、開発体制の整備や組織づくりなど、グローバル事業の拡大に向けた仕事を行うこともあります。

ブリッジエンジニアに必要なスキル

ブリッジエンジニアには、エンジニアとしての基本スキルである開発スキルやプログラミングスキルが必要です。ブリッジエンジニアの求人では、一般的に、最低2〜3年程度の開発経験が求められます。

また、文化の異なる海外オフショア開発先の現地エンジニアとのコミュニケーションが必要になるため、異文化への理解や対応力、コミュニケーションスキルが求められます。

ブリッジエンジニアはプロジェクトマネージャーを兼任することもあるため、プロジェクトマネジメントスキルも必要です。

そして、海外オフショア開発先の現地エンジニアとは英語や現地語でのコミュニケーションが必要になるため、ビジネスレベル以上の英語力や現地語のスキルが必要です。

ブリッジエンジニアの需要と将来性

近年、日本ではITエンジニア不足が深刻な問題となっています。そして、国内のエンジニア不足を背景に、海外でのオフショア開発が人気を博しています。そのため、ブリッジエンジニアの需要はますます増加しています。

これからも、日本国内で劇的にITエンジニアが増加したり、システム開発の需要が減少したりするとは考えづらく、海外オフショア開発先との橋渡し役となるブリッジエンジニアの需要は今後もますます増加すると予想されます。

このことから、ブリッジエンジニアの将来性は明るいと言えるでしょう。

ブリッジエンジニアの年収

ブリッジエンジニアだけの年収を調査した資料はありません。

しかし、ブリッジエンジニアの求人を確認すると、一般的に年収は400万円〜1,200万円程度となっています。

フィリピンのセブ島のようなリゾート地など、住む場所として魅力的な場所が勤務地となっている場合は年収が低めに設定されていることが多いようです。こういった場所で勤務する場合は年収が低くなる傾向にありますが、生活費は日本と比べて低く、温暖な気候やビーチに近いなどのメリットもあるため、ライフワークバランスを求めるブリッジエンジニアにとっては転職先の候補となり得るのではないでしょうか。

日本国内勤務では、未経験者の求人は年収が500万円を下回ることが多く、経験者の求人は年収500万円を超えることが多くなっています。やはり、ITエンジニアとしての経験やスキルが豊富であればあるほど、年収も増加する傾向にあります。

また、中国でオフショア開発を行っている企業の求人を見てみると、中国語が話せるブリッジエンジニアの最大年収は1,000万円を超えていることもあり、経験とスキルを身につけることでブリッジエンジニアとしてキャリアアップできることが読み取れます。

ブリッジエンジニアとして転職するならBILINGUAL TECH

この記事では、ブリッジエンジニアの仕事内容と必要なスキル、将来性、そして年収についてご紹介しました。

ITエンジニアとしてのスキルや経験と語学力を掛け算することで、ブリッジエンジニアとしてキャリアアップすることが可能です。

BILINGUAL TECHは、語学力とITスキルを兼ね備えたバイリンガルIT人材のためのスカウトサービスです。BILINGUAL TECHに登録することで、あなたに興味を持ったグローバルな企業からオファーが届きます。無料で簡単に登録できますので、あなたのキャリアアップにご活用ください。

BILINGUAL TECHに登録する