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MARKETER 2023年02月15日外資系企業マーケティング職の仕事内容は?条件・必須スキルも徹底解説

マーケターなら一度は憧れる、外資系企業のマーケティング職。キャリアの次のステップとして転職を検討している方も多いのではないでしょうか。
本記事では、転職前に知っておきたい外資系マーケターの仕事内容や勤務条件、採用されるために必要なスキルなどを解説します。

外資系企業マーケティング職の仕事内容とは

マーケターの仕事は、自社の製品やサービスの価値を伝え、より多くの顧客に届けることです。そのためにさまざまなアプローチがあります。

日本に支社を持つ外資系企業、特に大企業の場合は、マーケティングの目的やプロジェクトに応じた職種があります。今回は外資系企業でよくある職種とその仕事内容についてご紹介します。

プロダクトマーケティング

プロダクトマーケティングとは、自社の製品の販促企画や価格戦略、流通管理などを行う職種です。製品を基軸にマーケティングを行うので、部署や社内全体に横断的に関わることになります。製品を複数担当する場合もあります。

関係部署が多いうえ社外との接点も多く、リーダシップや折衝能力が求められる職種です。

Webマーケティング・デジタルマーケティング

Webマーケティングおよびデジタルマーケティングは、データの分析結果から課題や知見を導き出し、それに応じて施策を立案・実行する職種です。WebページやSNS、メール、デジタル広告などを中心にデータを取り扱い、場合によっては実店舗などのオフラインの場から取れるデータも組み合わせて分析・調査を行います。

数値をもとにしたロジカルな分析力が必要な職種で、近年需要が高まっています。

CRM

CRMとは顧客関係管理(Customer Relationship Management)の略称で、顧客データの管理や分析、顧客との長期的な関係を維持するためのマーケティング活動を行う職種です。代表的な仕事内容としては、データの分析結果をもとにタイプ別に効果的なアプローチを導き出し、メール・SNS・DMなどの方法でアプローチする仕事が挙げられます。イベントやVIP顧客の対応なども行う場合があり、さまざまな顧客と密接に関わる仕事です。

ブランドマネジメント

ブランドマネジメントの担当者は、製品のブランド戦略の策定と実行を行います。他社製品との差別化や消費者のもつイメージの調査・企画立案など、ブランドが長期的に価値を生み出していくための施策を行うのがこの職種の主な役目です。プロダクトマーケティングと似ていますが、目指すミッションが異なります。

広報

社内外への情報発信を担うのが広報です。顧客に対して働きかけることが多い上記の職種とは異なり、株主や投資家、社会全体に向けて自社や製品・サービスについて発信するのがミッションとなります。

企業によって役割は異なりますが、社内報の作成や各種メディアとのコミュニケーションなど、会社のブランドやイメージを適切に伝えるための情報伝達が業務であることが多いです。

転職するなら知っておきたい有名外資系企業

有名な外資系企業を知れば、業界の雰囲気や特徴が分かります。外資系企業のマーケターへ転職したい場合は、どんな企業があるのか、それぞれの業界がどのように企業のマーケティング活動に関わっているのか、ざっくりでもいいので把握しておきましょう。

外資系消費財メーカー

外資系消費財の業界は、マーケターの就職先として人気があります。就職やインターンの人気ランキングでも常に上位にランクインしています。

化粧品や食品、衣料品など、日常でよく目にする製品を取り扱う、一般消費者と接点の多い企業です。

<企業例>

P&Gジャパン(ピーアンドジージャパン)

ユニリーバ・ジャパン

日本ロレアル

ネスレ日本

外資系製薬会社

日用医薬品から医療機器、ワクチンなどを製造・販売する企業です。現在は新型コロナウィルスの蔓延により知名度と話題性が上がっている業界でもあります。専門性が高く、他の業界と比べても給与が高く設定されている傾向にあります。

<企業例>

ジョンソン・エンド・ジョンソン

ファイザー

アストラゼネカ

外資系電機・重工メーカー

企業の生産活動や人々の生活を陰で支える製品を製造・販売する企業です。企業によりますが、電子機器や家電製品、半導体、重工機械など、事業の幅が広いのが特徴です。BtoCマーケティングとBtoBマーケティングの両方を行う企業も多いです。

<企業例>

GEジャパン(ジーイージャパン)

ABB(エービービージャパン)

日本HP(日本エイチピー)

日本サムスン

外資系IT企業

インターネット上のプラットフォームやソフトウェア、クラウド、アプリケーションサービスなど、世界中の人々が利用するサービスを提供する企業です。柔軟な働き方や給与の高さといった点で知名度の高い企業が多いです。

<企業例>

Google(グーグル)

Amazon(アマゾンジャパン)

マイクロソフト

日本IBM(日本アイビーエム)

日本オラクル

外資系コンサルティング会社

一見マーケティングとは縁が薄いコンサルティング会社ですが、企業のマーケティングを支援する外資系企業も存在します。これらの企業は、メーカーなど自社製品を持つ企業に対し、データ分析や戦略立案などをコンサルティングサービスとして提供します。

<企業例>

マッキンゼー・アンド・カンパニー

アクセンチュア

PwC Japan(ピーダブリューシージャパン)

外資系企業マーケターの給料と待遇

外資系企業のマーケターは給料が高い、というイメージを持つ方は多いでしょう。

一般的には、外資系企業は日系企業と比べて給料が高い傾向にあります。ただし、外資系企業は専門性やスキルを重視し即戦力を求める傾向にあるため、成果を出せる人材でなければ給料は高くなりません。

逆に言えば、専門知識やスキルがある市場価値の高い人材であれば、実力に応じて給与が上がることが多いです。

外資系マーケティング職の年収については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。

『外資系マーケティング職の年収は?転職後に給料を上げる方法・必須スキルも解説』

外資系企業マーケターに転職するための必須スキル

外資系企業のマーケティング職に就くには、身につけておきたいスキルがいくつかあります。経験があるほど選考では有利ですが、スキルがあれば未経験でも転職は可能です。マーケターに転職するなら、選考では下記のスキルを活用した経験をアピールできるとよいでしょう。

最低でもビジネスレベルの英語力・コミュニケーション能力

マーケティングのスキルに劣らず、外資系企業では語学力が重要です。上司や役員、クライアントに対して英語でプレゼンしたり、外国籍の社員と仕事をしたりと、英語を主軸に外国語を使う機会が山ほどあります。

また、外資系企業での昇進や重要なプロジェクトのメンバー選定にも英語力の有無が関わることがあります。円滑なコミュニケーションができる人材が抜擢される可能性が高いので、成果を上げるためのチャンスを逃さないためにも最低限の語学力を備えておくのが望ましいです。

分析・判断・仮説検証能力

外資系企業では特に、数値分析やフレームワークを活用したロジカルなマーケティング戦略が重視されます。どんな業界でも、売上データや調査資料、定量・定性分析など幅広いデータをもとに根拠のある企画や施策を打ち出すよう要求されます。

そのため、数字をもとに現状を分析する能力やロジカルな判断力、仮説を立てて実行し、その結果を検証する能力が必要になります。

リーダーシップとプレゼンテーション能力

外資系企業は、実績を出し評価されることが重要な環境です。そのため、積極的に物事を推し進める力と自分の取り組みをしっかりと周りにアピールする力が必要です。

チームメンバーや上司、部下と円滑にコミュニケーションを取る能力や、どんな成果を上げたか分かりやすく説明できる能力があるとよいでしょう。

デジタルマーケティング・Webに関する知見

デジタルマーケティングやWebマーケティングは、近年需要の高い分野です。これらの分野は新しく変化の早い分野ですので、経験の長い人材は少なく、市場価値が高くなります。

特にデジタル・ITスキルは数値を扱う側面もあるため、分析・判断・仮説検証能力とかけ合わせると非常に高度なスキルとなります。両方をアピールできれば、選考では非常に有利になるでしょう。

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