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ENGINEER 2024年01月20日ブリッジSEとは?仕事内容や役割、必要なスキル、おすすめの資格をご紹介

「エンジニアの先輩が最近ブリッジSEとして活躍しているみたいだけど、ブリッジSEとはどんな職種なのだろう?」
こんな疑問にお答えする記事です。
この記事では、ブリッジSEとはどんな職種なのか、その仕事内容や役割をご紹介します。また、ブリッジSEになるために必要なスキルやおすすめの資格もあわせてご紹介します。

ブリッジSEとは

ブリッジSEとは、海外でシステム開発を行うオフショア開発などで、日本の企業と海外の企業の橋渡し役(ブリッジ=橋という意味)になるシステムエンジニア(SE)のことです。

国内のエンジニア不足や開発費の高騰を背景に、近年は海外でシステム開発を行うオフショア開発が人気です。そのため、比較的新しい職種であるブリッジSEの需要も年々増加しています。

一般的なSEとブリッジSEでは、仕事内容や役割、必要なスキルが少し異なります。

ブリッジSEの仕事内容と役割

ここでは、ブリッジSEの具体的な仕事内容と役割をご紹介します。

要件定義や設計

ブリッジSEは、自社が開発したいシステムやサービスの要件定義を行います。そして、その要件定義をもとに、機能などを文章化し、設計書を作ります。それを海外オフショア開発先の現地人エンジニアに説明し、正しく理解してもらう必要があります。

このような要件定義や設計はブリッジSEの仕事のひとつです。

交渉や調整などの窓口役

日本と海外では文化や言語の違いなどがあるため、オフショア開発ではさまざまな問題が発生しがちです。そのときに、ブリッジSEによる調整が欠かせません。また、日本企業側の高い要求を海外オフショア開発先に納得してもらう必要があります。逆に海外オフショア開発先からの要求を日本側に理解してもらう必要が出てくる場合もあります。

このような交渉や調整などの窓口役もブリッジSEの仕事のひとつです。

進捗管理

日本では期日を守ることが第一優先で残業や休日出勤などもいとわない企業が多いですが、海外では労働環境が優先されることも多く、納期が疎かにされることも少なくありません。そのため、ブリッジSEは進捗管理に気を配る必要があります。ときには海外オフショア開発先に足を運び、進捗状況に問題はないか開発状況をチェックすることもあります。

このような進捗管理もブリッジSEの仕事のひとつです。

ブリッジSEに必要なスキルとおすすめの資格

ブリッジSEには、一般的なSEに必要なスキルに加えて、いくつかのスキルが必要です。

ここでは、ブリッジSEに必要なスキルとおすすめの資格をご紹介します。

システム開発・プログラミングスキル

ブリッジSEとして活躍するためには、一般的に、会社員やフリーランスとしてのエンジニアやSEの経験が3年程度必要です。それは、システム開発やプログラミングの実務的なスキルがブリッジSEには求められるからです。

ただし、必ずエンジニア経験が3年以上なければならないというわけではなく、企業によっては、未経験エンジニア向けにブリッジSEの求人を出していることもあります。

ITスキルに自信がない場合は基本情報技術者試験、プログラミングスキルに自信がない場合はOracle認定 Java資格やRuby技術者認定試験、PHP技術者認定試験などの資格を必要なスキルに応じて受けてみるのもおすすめです。

コミュニケーションスキル

ブリッジSEは、海外オフショア先の現地人エンジニアと仕事をする必要があります。日本とは文化も言語も異なる現地人エンジニアと仕事をするためには高いコミュニケーションスキルが欠かせません。

日本企業側と海外オフショア開発先側との橋渡し役として、円滑なコミュニケーションを行うことができるコミュニケーションスキルがブリッジSEには求められます。

プロジェクトマネジメントスキル

ブリッジSEの仕事内容や役割は、所属企業やプロジェクトにより異なりますが、システム開発を実装するよりも、日本企業側と海外オフショア先側のエンジニアの橋渡しの役割が大きいです。また、プロジェクトマネージャーなどを兼任することもあります。

そのため、ブリッジSEにはプロジェクトをマネジメントするスキルが欠かせません。

英語などの語学力

エンジニアの共通言語は英語です。そのため、ブリッジSEは海外オフショア開発先の現地人エンジニアとのコミュニケーションのために最低限の英語ができる必要があります。システム開発における英語の専門用語を理解する必要はありますが、必ずしも流暢である必要はありません。ただし、ビジネス英語ができることはブリッジSEにとって大きなアドバンテージとなります。

オフショア開発先として人気の中国やベトナム、フィリピンの公用語は英語ではありませんが、基本的には英語ができれば問題ないことが多いです。しかし、英語に加えて中国語などの現地のローカル言語も話せるとなお良いです。

英語力に自信がない場合は、TOEIC730点以上や英検準1級以上の資格を目指すのがおすすめです。

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この記事では、ブリッジSEの仕事内容と役割、また、必要なスキルやおすすめの資格をご紹介しました。

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