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2023年01月15日TOEIC900点あれば転職に有利?キャリアアップに必要な英語力とは

就職・転職・キャリアアップに欠かせないTOEIC。英語力を武器にするため900点以上を目指している、という方もいるでしょう。 しかし、スコアを900点以上にすると本当に転職に有利なのでしょうか。 今回は就職・転職のための目安のスコアや900点以上ある場合のメリットなどに触れながら、TOEIC900点あれば転職に有利な理由を解説します。

転職・キャリアアップのための英語力目安

TOEICで高得点を獲得できる人材は企業にとって魅力的な人材です。ですが、いったいスコアは何点あれば強みとしてアピールできるでしょうか。

まずは「外資系企業」と「海外へ事業展開する日本企業」の2つに大別し、それぞれ必要な英語力と必要スコアの目安について解説します。

外資系企業への転職の場合

外資系企業で働く場合、英語力は必須です。なぜなら、社内文書や公用語が英語であったり、本社勤務の社員や役員が外国人であったり、業務上英語でコミュニケーションしなければならない場面が圧倒的に多いからです。
したがって、外資系企業への就職を目指すのであれば、上記の業務に耐えうる英語力があることをアピールする必要があるでしょう。

一方で、TOEICを採用条件として明記している外資系企業は少ないのが現状です。これは、外資系企業では英語でのコミュニケーション能力を必須要件としている場合が多いからだと考えられます。つまり、特段明記されていなくても、業務上必要な英語力を備えている必要があるのです。

採用条件ではなく、目安となる英語力を明記している企業もあります。

たとえばアマゾンジャパンの新卒採用サイトでは、必要な英語力はTOEIC700点程度がひとつの目安であると掲載されています。加えて、英語の社内文書の読み書きができることは必須要件で、部署によって口頭でのコミュニケーションが必要になる旨が説明されています。

このように、外資系企業の場合は暗示的に高い英語力が求められており、TOEICのスコアで言うと700点〜800点以上が望ましいと考えられます。

海外へ事業展開する企業への転職の場合

グローバル化が進む今、外資系でなくても海外へ事業展開している企業であれば社員に英語力を求めることが多いです。

国際ビジネスコミュニケーション協会の英語活用実態調査2019によれば、調査対象企業・団体の8割以上が英語およびコミュニケーションスキルがビジネスパーソンの重要スキルである、と回答しています。さらに、ほぼ半数の企業が採用時にTOEICのスコアを要件もしくは参考にしており、基準となるスコアの平均値は中途採用の場合620点となっています。

TOEICを採用条件や目安として提示する企業もありますが、必要な英語力を「ビジネスレベル」「日常会話レベル」と大まかに設定する企業もあります。

日本企業が求める英語力はピンからキリまでさまざまです。共通して言えるのは、「英語に抵抗がない」もしくは「入社後から必要に応じて英語を学ぶ意欲がある」姿勢を求める企業が多い、ということでしょう。スコアで言えば、600点から700点以上獲得している人材は歓迎される可能性が高いです。

何点必要?TOEICを条件にしている企業・職種例

TOEICを採用条件として明記しているのは、日本企業が多いです。また、スコア要件の有無は、配属先の部署が海外事業や外国の取引先と関わるかどうかによって変わります。

下記に、いくつかの企業および職種を取り上げ、各社の中途採用募集要項から2021年4月時点でのTOEICスコア要件を調査した結果を記載しています。

会社名必要なTOEICスコア
楽天(※)全職種共通:800点〜
富士通Webアナリスト:500点〜
トヨタ自動車サービス・ビジネス企画:800点〜海外営業:850点〜
ファーストリテイリング商品マーケティング:700点〜生産MD:500点〜

※該当スコアは入社までに取得必須

これを見れば、会社の方針や職種、業務上必要な英語力に応じて要件となるスコアが500点〜850点と大きく差があるのが分かります。部署によっては、英語力は求めるもののTOEICのスコアが応募要件ではないケースもあります。

しかし、TOEICスコアの要件が低い場合でも、採用後は実務レベルの英語力が求められる場合もあります。

上記はあくまで要件ですので、転職・キャリアアップを目指すならTOEICのスコアにかかわらず企業が力を入れている事業や職種によって必要な英語力を鍛える必要があります。

TOEIC900点あると就職・転職に有利な理由

前述したように、企業がTOEIC900点以上を採用要件とするケースは稀です。では、TOEICで900点以上獲得するのは意味ないのでしょうか。

結論から言えば、TOEICで900点以上獲得するメリットは大きいです。その主な理由は次の3つです。

理由1:英語力での足切りリスクがほぼない

前述したように、TOEICのスコア要件で900点以上を要求されることは考えにくいです。つまり、900点以上獲得しておけば、英語力が原因で採用を見送られることはないと言えるでしょう。

特に実務経験に加えてポテンシャルを見据えて採用されることが多い20代、30代の場合は、英語力の要件で足切りされないことは重要です。

理由2:努力や向上心を評価される

TOEICで900点以上獲得するには、並々ならない英語力が必要です。2021年3月に行われたTOEIC公開テストのスコア分布によれば、受験者数53,539人のうち895点以上を獲得したのは上位約4%でした。

ここから、TOEICで900点以上のスコアを獲得するのはかなり難易度が高いことだと分かります。英語力はもちろん、スコアを上げるために積み上げた努力や高い向上心は、高く評価されるポイントだと言えるでしょう。

理由3:実際の業務で英語が武器になる

国際ビジネスコミュニケーション協会が公開している「TOEICスコアとコミュニケーション能力レベルとの相関表」によれば、TOEICで860点以上は「Non -Nativeとして十分なコミュニケーションができる」レベルだと表記されています。したがってTOEICで900点以上あれば、ビジネスに通用する英語力があることの十分な裏付けになります。

採用条件のスコアには、業務に支障がないレベルの英語力が提示されていると考えるのが妥当です。そのため、スコア要件を上回って900点以上あれば、英語を武器として業務を円滑に進められるという印象を与えることができるでしょう。

新卒の場合や未経験職種へのキャリアチェンジの場合でも、英語力を武器にできれば入社後のキャリアパスが充実します。東京・大阪などの首都圏にある本社への異動願いを出したり、海外拠点への赴任に抜擢されたりする可能性も高まるでしょう。

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